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自然の底力

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       事務所には部屋の大きさと変わらない位のルーフバルコニーがあります   
 


昨日、久しぶりに天満橋の事務所に行きました。
溜まっていた事務処理やgallery作品募集の要項をまとめたりしていたのですが、急にオッ!!(バルコニーの水遣りを忘れていた!!)と思い出しカーテンを開けると、ワサワサウジャウジャとグリーンが茂ってすごい事になっていました。(ふらりと旅に出かけた友達が帰ってきて、髪も髭も伸び放題でビックリした感じを想像して頂くと分かり易い)

田舎で暮らしていた頃は庭があって当たり前、見渡せば緑、緑という環境で育ったので、アスファルトに建つ無機質な鉄筋コンクリートのマンションでの生活に憧れたものですが、大阪での生活が長くなると、川や公園、緑が近くにある贅沢を痛感します。最近マンションでも、屋上緑化や公開空地にきれいに計画された植栽を見かけますが、私はできれば裏庭とかビルやアパートのコリドールや中庭とかの少しひっそりした、日のあたらない感じの場所で、自然に生えた植物が、そのものの力で光に向かって無造作に生えている感じが好きです。

...で、その事務所のモジャモジャですが、自宅バルコニーの鉢では、一日水を与えないだけでグッタリして、『ワタシ、かまってくれないと生きていけない...』感を出しているくせに、一週間は水やりをしていないであろう地植えの事務所では、同じ植物か!?と疑うほど図々しく、大きなオリーブやユーカリの木に絡み付いて隙あれば横のお宅のバルコニーまで侵略していきそうな勢いです。
『あなた...同じ人(植物)!?』


阿倍野のgalleryが作家さんと作品にとって、自由に根を張れ葉を拡げれる場所であればと思います。

久々の水遣りをしながら物言わぬモジャモジャに教えられた午後でした。
by 48n-gallery_a-vol | 2011-05-14 10:53 | 日々のあれこれ